血圧とは、心臓の収縮や拡張に伴って、血液が血管（動脈）の壁に与える圧力のことをいいます。つまり、この圧力が高くなってしまうのが高血圧です。特に自覚症状がないため、放置されがちですが、血圧が高いまま放っておくと、心臓や血管に負担がかかり、動脈硬化、心臓病、脳卒中などといった合併症を引き起こしたり、重い後遺症に苦しむ危険性も生じてきます。
現在、高血圧は日本人が最も注意すべき生活習慣病のひとつとなっていますが、多くの人が血圧の異常を放置していると考えられています。健診などで指摘されたら早めの対策が必要です。

<高血圧状態が長く続くと・・・・>

＜高血圧の合併症＞

腎臓病やホルモン異常などが原因となって起こる場合を除けば、日本人のほとんどは、体質（遺伝）や悪い生活習慣が高血圧の原因となるタイプです。もともと血圧が高くなりやすい遺伝的な要因に、食塩の摂りすぎや過食などの偏った食生活や、運動不足、喫煙、ストレスなどが積み重なることで、高血圧が引き起こされると言われています。予防するには、これまでの悪い生活習慣を見直して、改善していくことが何より大切です。

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