糖尿病ってどんな病気?

#糖尿病#肥満#血糖値

出典 「おいしく食べてエネルギーダウン」 健康と料理社

糖尿病とは、インスリンというホルモンの分泌が減ってしまったり、働きが不十分なため、血液中にブドウ糖が異常に多い状態が続いてしまう病気です。
そうした状態が続くと、気づかないうちに全身の血管が侵されてしまいます。

現在、20歳以上の糖尿病の有病者・予備群は約2260万人※です。
※令和元年「国民健康・栄養調査」結果の概要および「人口推計」より健康と料理社算出

糖尿病の診断基準

「糖尿病ではないけれど、血糖値はちょっと高い…」そのような状態を境界型といいます。将来、糖尿病になる確率が高く、動脈硬化になりやすいこともわかっているので注意が必要です。
また、正常型でも空腹時血糖値が100mg/dL以上の人は正常高値に分類されます。正常型よりも糖尿病への移行率が高いことがわかっています。

原因による糖尿病の分類

糖尿病は原因によって次のように分類されます。

1型糖尿病
自己免疫の異常などにより、インスリンを分泌する細胞が障害され、インスリンがほとんど分泌されなくなる

2型糖尿病
遺伝因子に、肥満や運動不足などの環境因子が加わることで、インスリンの作用が不足したり、分泌のタイミングが合わなくて血糖値が慢性的に高くなる。
中高年以降に多いが、近年では若年層でも増えている。

妊娠糖尿病
妊娠中に初めて発見、または発症した、糖尿病に至っていない糖代謝異常。
その他特定の機序、疾患による糖尿病
遺伝子異常によって起こるものと、その他の病気や薬剤に伴って起こるものに分けられる。

自覚症状なく始まる糖尿病

早めに発見し、血糖コントロールを!
糖尿病は完治することが少なく、一生付き合っていかなければならない病気です。進行を防ぐことが重要で、なるべく早い段階に発見し、血糖値を正常範囲にコントロールしていくことが大切です。

食後高血糖にも注意が必要です

近年、糖尿病としては軽くても、食後の血糖値が高いと、動脈硬化を進行させてしまうことがわかってきました。そのため食後の高血糖を招かないことも重視されています。

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