女性のライフサイクルと「骨粗鬆症」

出典:丈夫な折れない骨づくり 健康と料理社

骨粗鬆症は圧倒的に女性に多く、患者数の約八割を占めています。その原因は、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量の減少です。
エストロゲンは丈夫な骨を保つなど、様々な働きで女性の体を守っています。しかし、更年期になるとエストロゲンの分泌が減ってしまうため、骨量が減り、骨粗鬆症が起こりやすくなるのです。

骨量(腰椎)の変化と女性ホルモン「エストロゲン」の変化

更年期前後のエストロゲンと骨量の関係

女性の場合、女性ホルモン「エストロゲン」が減ることで、骨量が激減します。エストロゲンは骨の破壊を抑え、骨代謝のバランスをコントロールして骨を丈夫に保っています。しかし、更年期を迎え、エストロゲンの分泌が急激に減ってしまうと、骨を壊す働きが新しい骨をつくるのを上回り、骨粗鬆症になりやすくなってしまうのです。

こんな症状が出ていたら病気が進行しているかも

骨量の減少による症状が出始めるのは、病気がある程度進行してからです。早めに骨粗鬆症検診を受けることが大切です。

骨粗鬆症検診で早期発見を

 骨粗鬆症は骨折などの要因ですが、高齢化が進む中で、さらに患者数の増加が予想されています。そのため、早期発見・予防を目的として、自治体では40~70歳の女性を対象に、「骨粗鬆症検診」を実施しています。40、45、50、55、60、65、70歳の年に受診できるので、対象の方はご自分の自治体に問い合わせてみましょう。

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